
〈静けさは戻るだろう/沈黙が届ける空気のかすかなふるえ/ひそやかなものを受けとめる気持ちが/あなたを誰かに強くつなぐ〉(「空への予言」より)。わたし、ことば、生きることと死ぬこと、自然、宇宙──詩作だけでなく、作詞や朗読など多彩な活動から生み出される著者の作品は、この世とあの世をいとも簡単に行き来し、軽やかに結びつける。代表詩「いつも何度でも」をはじめ、いのちを言祝ぐ珠玉の五十九編を収録。
装丁:大野 舞
発売日:2023/03/15
出版社: 角川春樹事務所
レーベル: ハルキ文庫
サイズ:16cm/221p
ISBN:978-4-7584-4545-0
〔プロフィール〕
覚 和歌子 (かく・ わかこ)
山梨生まれ、千葉育ち。早大一文卒。大学卒業と同時に作詞でデビュー。のち平原綾香、クミコ、ムーンライダーズなどに多く作品提供。2001年、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも(作曲・歌唱/木村弓)」作詞でレコード大賞金賞。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)をはじめ著作多数。また音楽家として4枚のフルアルバムがある(最新作は「cidre」/モモランチ 2017年9月)。映画製作、舞台演出、米国大学での講義など、詩作を軸足に活動は多岐にわたる。
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